Chapter 04
【伊万里町】”まちなか”で感じる喫茶文化

江戸時代には、古伊万里の積出港として栄え、昭和の30年代までは石炭産業でにぎわっていた伊万里の街。
そんな街並みを歩くと、そこにはノスタルジックな昭和レトロの雰囲気が漂い、歴史と文化を感じさせる場所が点在しています。
当時から人々の社交場であった喫茶店もそのひとつ。

今や見ることも少なくなった喫茶店ですが、伊万里では今もなお昭和から続く喫茶文化に触れることができます。今回ご紹介するのは、地元に愛され続ける「珈琲舎香月」と「純喫茶ロジエ」です。伊万里へお越しの際にはぜひ。

珈琲舎香月

1976年創業の喫茶店。
93歳の女性店主が経営するこのカフェは、駅前通りから一歩入った小道に佇み、地域の井戸端会議の場としても親しまれています。
店主はこの街を長年見つめてきた生き字引。
伊万里の古き良き時代のお話を聞けるかも。
名物のフレンチトーストは、その場でミルクにたっぷり浸して作る手作りの逸品で、一度食べると忘れられない味わいです。

喫茶店と言えばチーズたっぷりのサクサクピザトーストもどこか懐かしい。
また、頼めばサイフォンで淹れてくれるコーヒーは、香り豊かで一層特別な時間を過ごせることでしょう。静かな時間を楽しみたい方には最適なスポット。
カウンター越しにマスターと地元の話ができるのも旅の醍醐味です。

伊万里ロジエ

伊万里の純喫茶。
店内の調度品の美しさと落ち着いた雰囲気が魅力の喫茶レストランです。
ノスタルジックな空間でランチを楽しむことができるこの場所では、江戸から明治時代の古伊万里の食器が使用されており、歴史の香りを感じながら食事を楽しめます。

オーナーご夫婦の温かい人柄も人気の一因であり、伊万里牛ハンバーグは県外からも訪れるほどの名物です。
季節限定のパフェも見逃せません。
秋にはマロンパフェ、春にはいちごパフェが登場し、季節ごとに異なる味わいを楽しむことができます。

いかがでしたか。

伊万里の街をずっと見続けてきた喫茶店。
今なお路地裏に残る昭和レトロのモダンな佇まい。
お店に訪れマスターとお話すれば、伊万里の旅の特別なひとときになるはずです。
非日常の時間を”喫茶店”で過ごしてみてはいかがでしょうか。

★珈琲舎香月 https://imari-kankou.com/enjoy/coffee-katsuki/
★伊万里ロジエ https://imari-kankou.com/enjoy/imari-rojie/

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